涅槃の道場・讃岐国(香川)

涅槃(ねはん)=一切の煩悩から解脱した境地「涅槃の道場(香川県)」
瀬戸内の穏やかな風土と極端な渇水地という二面性。 生誕の地である為に大師由縁の伝説があまりにも多い讃岐の国香川県。

 

弘法大師の生誕地・善通寺を過ぎれば、長い遍路の道も結願へ向かい、さまざまな想いが駆けめぐる。 発心の道場に始まり、修行、菩提、涅槃の各道場を巡る四国霊場という大いなる曼荼羅の旅の結願を迎えます。 そして感謝の心。
南海通記によれば、この香東川について「この川は水清く根香山(ねごろやま)に花が咲き、西風が吹くとよい香りがするので香川と呼ぶ」とも書かれています。 なお、香川県の旧国名である(「さぬきうどん」でおなじみの )「讃岐」については、狭貫、佐貫などとも書き、むかし、朝廷へ「調」として矛竿(ほこさお)を納めたことから、「竿調(さおつき)国」と称したことにちなむとも、東西に細長い地形から 「狭貫」と書いたともいわれています。

 

■香川県HPより
「香川」という名前は、「香の川」からきているといわれています。
むかし、香川の奥山に、樺川(樺河)というところがあり、その地に「樺の木」があって、 ここに流れる川の水に香りをうつして流れたことから、「香川」になったと「全讃史」は伝えています。
高松市の南、徳島県に向かう途中の塩江町安原上東に 「樺川」というところがあります。ここが、香川の奥山にあったといわれる樺川(樺河)かもしれません。 ここから流れるのが、今の「香東川」です。