第19番札所 橋池山 立江寺 摩尼院
きょうちざん たつえじ まにいん
JR立江駅から徒歩5分。 | |
御詠歌 | いつかさて西の住まいの我が立江弘誓の舟に乗りて到らん |
住所 | 徳島県小松島市立江町字若松13 |
TEL | 08853-7-1019 |
HP | http://www.tatsueji.com/ |
宗派 | 高野山真言宗 |
開基 |
行基 |
宿坊 | あり(要予約) |
駐車場 | 境内まで徒歩1分 |
小松島市役所 電話0885-32-2111 | |
http://www.city.komatsushima.tokushima.jp/ |
「立江寺」は八十八ヵ所の中で四ヵ所あるという関所の一つで、阿波の関所寺とされ、邪心な心を持つ人は先に進めないといわれている。
この寺は、聖武天皇の勅願によって、天平19年(747)に行基が光明皇后の安産を祈願しつつ、念持仏として一寸八分(約6cm)の金の地蔵菩薩「延命地蔵尊」を彫り、それを本尊として堂塔を建立したのが始まりだといわれている。
境内には子授地蔵尊があり、地元の人々から「子安の地蔵尊」とか「立江の地蔵さん」と呼ばれ親しまれています。
その後弘仁6年(815)に弘法大師がこの地に訪れ、行基が造られた像では後世になって紛失するおそれがあると、 自ら6尺(約1.8m)の地蔵尊を刻み、小さな金の像をその胸の部分に納めて安置された。
その時に寺号を立江寺とし、霊場第十九番に決められたのだ。
現在の場所に移ったのは、天正年間に長宗我部元親が阿波の地を攻めきた時の兵火で、 御本尊のみを残して寺が焼失した後のこと。信仰の厚い阿波藩主、蜂須賀家政公によって再興されたのだ。
昭和49(1974)にも不慮の火災で本堂ほかを焼失したが、本尊はまたも奇跡的に難をのがれ、 その後の復興によって、以前にも増して威風堂々とした名刹として生まれ変わった。
本堂の格天井の花鳥図は、元東京芸術大学名誉教授の西村公朝さんを中心に芸大の卒業生たちが描いたもので
豪放にして繊細な、華麗な絵天井を見逃さないで下さい。
本尊 | ||
延命地蔵菩薩 | ||
真言 | ||
おん かかかび さんまえい そわか | ||
19立江寺の大師像と多宝塔 |
延命地蔵菩薩
心身の病を取り除き、長寿を与える仏のこと。
四国霊場では第19番立江寺と第25番津照寺が延命地蔵菩薩を本尊としている。
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