第1番札所 竺和山 霊山寺 一乗院

くわざん りょうぜんじ いちじょういん

 JR板東駅から徒歩15分。 
御詠歌 霊山の釈迦の御前に巡りきてよろずの罪も消え失 せにけり
住所 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126
TEL 088-689-1111
HP  
宗派 高野山真言宗別格本山
開基
行基
宿坊 あり(要予約)
駐車場 県道沿い境内に隣接
鳴戸市観光情報センター 電話088-686-0743

http://www.city.naruto.tokushima.jp/kanko/index2.htm

淡路島を抜けて、大鳴門橋を渡って、県道12号線を行くと右手に見えてくる、「霊山寺」は 「一番さん」で親しまれている四国八十八ヵ所霊場への巡拝の旅立ちの寺。
弘法大師のお導きによる「同行二人」の旅が始まります。

 

仁王門を入ると右手に鯉の泳ぐ泉水池、左手には縁結び観音は、男女の縁だけでなく、健康との縁、幸せとの縁、仕事との縁など、様々な結びがあるとされている。
多宝塔、十三仏の石像(不動・釈迦・文殊・普賢・地蔵・弥勒・薬師・観音・勢至・阿弥陀・阿門・大日・虚空蔵)が並び正面の石段を登った所の本堂には、本尊の釈迦如来の坐像が安置され、弘法大師の作といわれている。


四国八十八箇所めぐりの出発点である霊山寺は、天平年間(729~749)、聖武天皇の勅願によって、天平年間に行基が開設、弘仁6年(815)に弘法大師が修法し、その際に本尊を刻んだといわれている。弘法大師は人間のもつ八十八の煩悩をなくそうと、四国に八十八の霊場を開こうと決意し、釈迦如来がインドの霊鷲山(りょうじゅざん)で説法されていた様子にあまりにも似ていたことから、インド(天竺)の霊山を日本(和国)に移すという意味から名付け、方位学でものの始まりを意味する四国の東北である鳴戸を四国八十八ヵ所の起点とし、仏教五穀の法則に従って、四国を右廻りに巡る遍路道を創った。

 

霊山寺の販売所で遍路用品一式をここで揃える事が出来ます。
白衣上、金剛杖、菅笠、納経帳、納札等、自分で最低限必要と思う物を購入して下さい。
「へんろ道保存協力会」編の「四国遍路ひとり歩き同行二人」も入手出来ます。


本尊 


釈迦如来 


真言 


のうまく さんまんだ ぼだなん ばく 


行基
天智7(668) ~天平21(749)年。
河内國大鳥郡(現堺市)生まれ。
朝廷から僧の資格を得ずに難民救済、民間布教、土木事業などを進め弾圧されたが、民衆の圧倒的な支持により東大寺大仏建立に協力し大僧正の位を受けた。

生涯に49もの寺院を建立し、弘法大師より役60年前に活躍した天平の名僧。
88ヵ所の中で28寺が彼の開基です。

徳島県鳴門市の鳴門教育大大学院では、2泊3日で遍路道約60㎞を歩くと単位が取得できる「四国遍路と地域文化」という名の授業がある。
「遍路を体験しながら地域とのかかわりを学んでもらいたい」という意向の基、出発前に歴史や地理を学び、疲れない歩き方も学び、主に宿坊に泊めてもらいながらの遍路を経験する。

第88番札所 医王山 大窪寺 遍照光院

2番極楽寺へ1.2キロ

第2番札所 日照山 極楽寺 無量寿院