第17番札所 瑠璃山 井戸寺 真福院
るりざん いどじ しんふくいん
JR府中駅から徒歩20分。 | |
御詠歌 | 面影を映してみれば井戸の水結べば胸の垢やおちなむ |
住所 | 徳島県徳島市国府町井戸字北屋敷80-1 |
TEL | 088-642-1324 |
HP | |
宗派 | 真言宗善通寺派 |
開基 |
天武天皇(勅願) |
宿坊 | なし |
駐車場 | 境内に隣接 |
徳島市 電話088-621-5232 | |
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/ |
のどかな田園の中に、蜂須賀家の殿様の寄進の、朱塗りの大きな門が目を引く寺が「井戸寺」。
天武天皇が白鳳2年(674)に勅願所として建立された妙照寺がルーツ、日本でも有数の歴史を誇る古刹で、本尊の七仏薬師如来は聖徳太子の作といわれています。
弘仁6年(815)にこの地を訪れた弘法大師は、身の丈8尺余り(約190cm)の十一面観世音菩薩や、十二神将四天王、脇侍の日光菩薩と月光菩薩を刻んで安置された。この十一面観世音菩薩は榧の木の一木一体造りで、 重要文化財に指定されている。
本堂の手前左側にある日限大師堂の中にある井戸は「面影の井戸」と呼ばれ、この付近の人々が水に不自由していることを知り、錫杖で一突きすると清水が湧き出しました。その水に映った自分の姿を石に彫られた御尊像は、日限大師(ひかぎりたいし)として祀られ、日を限って願い事をすれば、それが叶うといわれています。
また、 覗き込んで自分の姿が映れば無病息災、だが、もし映らなかった場合は3年以内に不幸が訪れるといわれている。
この水は持ち帰ることができるようになっている。
本尊 | ||
七仏薬師如来 | ||
真言 | ||
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか | ||
17井戸寺の一夜建立の井戸 |
蜂須賀家
阿波藩の城主。
蜂須賀氏は尾張国出身。始祖とされる正利の子で斎藤道三、織田信長、豊臣秀吉らに仕えた蜂須賀正勝(小六)(1526~1586)。
四国征伐の功により秀吉から阿波国を領し、子の家政が阿波藩25万7千石の城下を統治した。
関ヶ原の戦いにおいて、家政の子の蜂須賀至鎮(1586~1620)が東軍に与し、領土を安堵され、子孫は徳島藩の外様大名として代々存続し明治維新を迎えている。
明治維新によって、第16代藩主茂韶(もちあき)は版籍奉還し、徳島藩の歴史は終わった。
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