第26番札所 龍頭山 金剛頂寺 光明院
りゅうずざん こんごうちょうじ こうみょういん
JR高知駅からバス 元橋下車 徒歩30分。 | |
御詠歌 | 往生に望みをかくる極楽は月の傾く西寺の空 |
住所 | 高知県室戸市元乙523 |
TEL | 0887-23-0026 |
HP | |
宗派 | 真言宗豊山派 |
開基 |
弘法大師 |
宿坊 | あり(要予約) |
駐車場 | 境内まで徒歩3分 |
室戸市役所 電話0887-22-1111 | |
http://www.city.muroto.kochi.jp/ |
海沿いの道を西へ、室戸近辺では最大の寺院「金剛頂寺」。
24 最御崎寺・25 津照寺と合わせて「室戸三山」と称し、最御崎寺の「東寺」に対して金剛頂寺は「西寺」と呼ばれている。
大同2年(807)、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が薬師如来の坐像を刻み本尊とした寺。
本堂横にある宝物館には、大師が背負って歩いたといわれる金銅旅檀具(こんどうたびだんぐ)、朝鮮高麗時代の銅鐘、 平安末期の作という木造阿弥陀如来座像、白鳳時代の作という銅像観音菩薩立像、鎌倉時代の作という真言八祖像などは国の重要文化財に指定。 真言八祖とは、真言密教伝法の師8人のことをいう。
文明11年(1479)、火災のために堂宇を焼失するが、文明18年(1486)に金堂が建立された際には、 根来寺学匠道瑜阿闇梨(ねごろじがくしょうどうゆあじゃり)が来寺して、 大曼陀羅供養(だいまんだらくよう)が行われた。
明治32年には再び火災に遭ったため、現在の堂宇はそれ以降に再建されたものが多い。
山門左手にある大師堂は、鎌倉時代に「天狗問答」という話があった場所に立つ。 毎年旧暦の3月21日にのみ、弘法大師像が御開帳される。
弘法大師天狗問答とは…
高知県には天狗伝説が多く、この地にも、人々に悪さをしていた天狗を、大師が足摺岬へと追い払ったという伝説がある。一説には天狗とは太平洋で難破し、この地に漂着した外国人では?といわれている。
本堂から少し離れたところに鯨昌館があり、捕鯨具などが展示されている。又、寺内には寄生植物ヤッコソウも自生しており、これは県の天然記念物に指定されている。
境内の白檀樹は、弘法大師が唐から持ち帰って移植したものと伝えられています。
本尊 | ||
薬師如来 | ||
真言 | ||
おん ころころ せんだり まとうぎ そわか | ||
26金剛頂寺の本堂 |
元海岸
ウミガメの産卵地として知られている元海岸。ちょうど国道55号沿いにある金剛頂寺の看板の海側がその場所。河口にかかる橋のたもとには子どもとウミガメの銅像が立っているので、こちらも目印になります。
現在、元海岸は侵食により少しずつ砂浜の面積は小さくなっていて、それは室津港の整備により侵食が進んでいるのではと言う意見があったけれど、侵食自体は室津港の整備以前からその傾向にあったともいわれています。
うみがめ保護の影響もあり、13年度から人工リーフが着手されました。
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